布川事件・冤罪事件の第34回総会に出席しました
Posted at 11/06/20 PermaLink»
6月18日、布川事件・冤罪事件の第34回総会が新宿農協会館で開かれました。
当日は、雨模様にもかかわらず、会場に入りきれないほどの方が集まり、
44年ぶりに雪冤(無実の罪をすすぐこと)を果たした
桜井昌司さん、杉山卓男さんを祝いました。
右側が桜井昌司さん
桜井昌司さんは「本当に、体が軽くなった。
しかし、私の戦いはこれから始まる」と冤罪に苦しむ方のために
これからも活動を続けることを力強く語られました。
一方、杉山卓男さんは
「私は、無罪になったことで満足です。もう、普通の生活に戻りたい」
と述べられましたが
「しかし、それにしても当たり前のことがあたりまえになるのに
44年もかかったことは絶対に許せない」と静かに怒りを語られました。
高文研が出版した『CDブック獄中詩集壁の歌』は、
元冤罪被告人のお一人である桜井昌司さんの29年間の獄中詩集です。
二十歳で別件逮捕され、不当な警察の取調べ、検察の証拠のでっち上げなどによって
無期懲役判決を受けた桜井さんの魂の記録です。
また、桜井さんは獄中で作曲も学ばれました。
CDには、桜井さんが作詞・作曲された歌が入っています。
お二人の冤罪を晴らすために活動された
バリトン歌手・佐藤光政さんの歌でお聞きください。
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